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Cultivating People

恒光楓菜さんメインイメージ

Funa Tsunemitsu

fivesquare is

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Cultivating People

Vol. 01

「路地裏スタンド アフターアベック」店長。小学校では新体操、中学・高校ではバスケットボールと、スポーツに打ち込む。大学時代にアルバイトを探していて、「路地裏スタンド アベック」に出会い、働きはじめる。大学卒業の際、最初は大好きな地元・高知に戻って就職しようと考えていた。しかし飲食の道へ進みたい気持ちが強くなり、勇気を出して決断。アベックの前店長が店を離れるタイミングで、若くして新店長に。2023年に「アフターアベック」としてニューオープン。日頃からお気に入りの自転車で、神戸の街の散策を楽しむ。

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ファイブスクエアとの出会いを教えてください。

大学1回生のときは飲食店でアルバイトをしていたんですけど、大学2回生のタイミングでちょうどコロナの時期になってしまって。そこからは地元の高知に帰って過ごしていました。コロナが落ち着いて神戸に戻ってきたタイミングで、またアルバイトを探しました。飲食店のほうが学校終わりに働けるからいいかなと思って。それでたまたま見つけたのが、路地裏スタンド アベックでした。

実際アルバイトを始めていかがでしたか。

働いた初日に「立ち飲みなんや」と初めて知りました(笑)。お客様との距離感が近いことに驚いて。飲食店で接客といっても、ドリンクや注文を聞いたりするのが多いと思うんです。でも立ち飲みって、何気ない日常的な会話をしたり、休日だったら「今日どこか遊びに行ってきたんですか?」とか。友達と話すではないですけど、いろんな話をいろんなお客様とするのが面白いなと思って。
大学生活では目標ややりがいもなく、大学を辞めて高知に帰ろうか、葛藤もあったんです。でもアベックでいろんなお客様と関わる貴重な経験をさせていただいたおかげで、日々やりがいを感じながら働くことができました。

当時の店長さんからお店を引き継ぐまでは、どういう流れだったんですか。

私は地元が大好きなので、大学卒業後は高知に帰って就職、の一択でした。たまに神戸に帰ってきてお店を手伝えたらいいなと。最初はそのつもりでしたね。でもどこかで自分の中に、飲食を捨てきれない気持ちもあって。いつか飲食に戻れたらいいなって、薄々自分でも感じてました。
そんなときに前の店長の西川さんが店を離れることになって。社内でも「この先のアベックをどうしよう?」という話に。そんな様子を見ていて、どうせ自分でいつか飲食に帰ってくるって思ってるなら、もう今やってみようかなって。
私は根本的に人が大好きだから、たくさんの人と関わる飲食店がやっぱり大好きなんです。「アベック続けてみたら?」という、代表の神尾さんの言葉にも背中を押されて。周りの応援もあって勇気が出て、アベックの店長を引き継ぐことになりました。

ファイブスクエアの魅力は何だと思いますか。

私は経験もない大学生からファイブスクエアに入社して、店長を任せてもらえました。会社側から見れば、そういう子に店を任せるのは、勇気が要る決断だったと思います。でも挑戦したいという私の気持ちを、ファイブスクエアはすごく買ってくれました。何にでも挑戦させてもらえる会社だなと思います。
アベックには、西川さんに会いたくて来てくださるお客様もたくさんいました。店長が変わったら常連さんもみんな離れていっちゃうんじゃないかなって、不安だったんです。だけどみんな今でも変わらず通ってくれる。私がやってることに対して応援してくれる人が周りにはたくさんいて。お客様も含めて、本当に温かいお店だなと思います。

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店長になって、それまでとの変化はありましたか。

学生のころアルバイトで働いてるときは、「自分が負けたくない」という気持ちが強くて。私自身、性格的に負けず嫌いなところがあるんです。
でもいざ店長という立場で仕事をさせてもらっていると、自分一人じゃできないこともたくさんあって。今いるみんなで力を合わせて上に進んでいこうと思えるようになりました。自分1人がどうというよりは、店としてみんなで成長したいという視点に変わったのかも。
学生とかも含めて、アルバイトも私より年下の子もいっぱいます。自分自身もまだ若いですし、今はみんなで、若い力で上がっていこうという気持ちです。まだまだ経験を積んで、どんどん成長していきたいなと思います。
店長になるまではあんまり、周りに頼ることはしてこなかったんです。若い子にどう頼っていいかが、最初はあんまりわからなくて。だけど一緒に長く働いていくうちに、私が頑張ることで、みんなも協力してくれる。「一緒に頑張っていきたい」って思ってくれるスタッフが店の中にたくさんいるので。ありがたい環境だなと思います。

仕事をするうえで大事にしていることがあれば、教えてください。

両親からもずっと言われているのですが、今の環境は当たり前じゃないから、常に感謝の気持ちを忘れるなと。一緒に働いているスタッフにもそうですし、日々関わっているお客様や会社の人たちにも。その上で、「どれだけ店が忙しくて流行ったとしても、天狗にはなるなよ」という言葉も、何度も言われてきました。だから、初心を忘れないこと、そして感謝の気持ちだけは常に大事に持っていたいと思っています。

これから挑戦したいことはありますか。

西川さんのときは、彼自身が和食に長けてる人だったので、料理は和食をメインで提供していました。それに合わせてお酒も、日本酒をたくさん置いてメインにしてました。今は時代の流れもあって、1年ぐらい前から少しずつ、メインのお酒を焼酎に切り替えていっています。いろんな種類の焼酎を仕入れて置いていて。
これからは実際自分が酒蔵さんに行って、お酒をつくってる方たちに直接話を聞いて、勉強する機会を増やしたいです。それぞれのお酒の魅力をお客様に伝えて、楽しんでもらいたいなと。そういう知識をもっと深めていきたいなと思ってます。

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